vol.25 日本の三大芳香木

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問題 vol.25
日本の三大芳香木

柴田忠裕先生から、園芸に関する問題を出題!
問題文が正しいと思えば「⭕」、間違っていると思えば「❌」で解答してください。

第1問

わが国の三大芳香木はジンチョウゲ、キンモクセイ、ウメである。

残念! 不正解です
正解です!

三大芳香花木は、開花順にジンチョウゲ、クチナシ、キンモクセイの3種である。ウメも甘い香りを放つが、この仲間ではない。

大芳香木_白花ジンチョウゲ
白花ジンチョウゲ
大芳香木_八重クチナシ
大芳香木_八重クチナシ
大芳香木_キンモクセイ
第2問

わが国で流通するキンモクセイは、雄木である。

残念! 不正解です
正解です!

キンモクセイは江戸時代に中国から渡来し、しかも雄木であったため、わが国で普及した株は雄木ばかりであった。しかし、近年は雌木が導入され、新品種の育成に使われている。

秋空に無数の花を咲かせるキンモクセイ
第3問

カンキツ類の花は芳香を放ち、蒸留や精油を採油して、ポプリなどに使われる。

正解です!

 カンキツ類の花や葉、果実には芳香があり、日々の生活に使われている。中でもビターオレンジ(ダイダイ)の花を蒸留して得られる精油「ネロリ」は希少で、フローラル感があり、アロマテラピーや香水などに使われる

柑橘の花 左からバンペイユ、ウンシュウミカン、キンカン
残念! 不正解です
第4問

日本人になじみのお茶は中国原産である。

正解です!

日本各地で栽培されるお茶は、実は中国原産で、わが国には平安時代に渡来したとされる。抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれ、日本人の健康増進に寄与している。

お茶の品種ヤブキタの葉と果実
残念! 不正解です
第5問

カツラは新葉が伸びる一時期、メープルシロップやカラメルのような芳香を放つ。

残念! 不正解です
正解です!

ほぼ全国的に分布するカツラ。「香出る(かいずる)」が語源とされ、新芽が芽吹く頃と落葉期にメープルシロップやカラメルのような芳香を放つ。ハート型の葉もかわいい。

落葉期、甘い芳香を放つカツラ

園芸知識コラム vol.25

 あちこちでナチュラリスティックガーデンの設営が進んでいる。ガーデンコンテストでもこの流れを組むガーデンが幅を利かせている。ナチュラリスティックガーデンは宿根草やグラス等をランダムに配し、自然風につくられたガーデンであり、管理も粗放的で良いとされている。いま全国的にこの流れが浸透し、同じようなガーデンばかりになってないだろうか? そもそも草本類は栽培が長期化すると生育が劣るようになる。いわゆる連作障害のことで、いずれ手を加えることになる。木本類はそもそも栽培が長期にわたる場合、見た目には生育が劣ることはない。個人的には樹木が骨格、草本類や地被類が肉だと思っている。ナチュラリスティックガーデンの全てを否定するのではなく、今後そこに合う樹木と組み合わせてはどうだろう。

柴田忠裕

出題者:柴田忠裕

千葉県生まれ。新潟大学農学部、同大大学院農学研究科卒業後、現千葉県農林総合研究センター花植木研究室に勤務し、コニファーの栽培技術や屋上緑化素材であるマット植物、植木盆栽類の輸出技術の開発にあたる。平成26年3月に定年退職し、現在は(公社)千葉県園芸協会種苗センターセンター長、花卉懇談会会長を務める。

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