vol.17 チューリップ

問答形式で学ぶ園芸知識問答形式で学ぶ園芸知識

問題 vol.17
チューリップ

柴田忠裕先生から、園芸に関する問題を出題!
問題文が正しいと思えば「⭕」、間違っていると思えば「❌」で解答してください。

第1問

中世ヨーロッパでは、今までにない変わったチューリップが非常に高値で取引された。

正解です!

中世ヨーロッパでは、今までにない変わったチューリップが非常に高値で取引された。

都心部では傷みもなく越冬するシェフレラ
都心部では傷みもなく越冬するシェフレラ
残念! 不正解です
第2問

日本におけるチューリップの主産地は、温暖な気候の千葉県や静岡県である。

残念! 不正解です
正解です!

日本におけるチューリップの主産地は、温暖な気候の千葉県や静岡県ではない。

メラレウカ。都心部では楽に越冬するが、郊外では防寒対策が必要。特に苗は寒さに弱い
メラレウカ。都心部では楽に越冬するが、郊外では防寒対策が必要。特に苗は寒さに弱い
第3問

露地花壇でチューリップを冬に咲かせるためには、秋からビニールトンネルをかける。

残念! 不正解です
正解です!

露地花壇でチューリップを冬に咲かせるためには、秋からビニールトンネルをかけない。

寒さは苦手なイタリアンサイプレス・スワンスゴールデン(ニュージーランド・オークランドで撮影)
寒さは苦手なイタリアンサイプレス・スワンスゴールデン(ニュージーランド・オークランドで撮影)
第4問

チューリップの球根は、自ら最適な場所に移動することがある。

正解です!

チューリップの球根は、自ら最適な場所に移動することがある。

コノテガシワ・ローズダリス。日較差が大きい場所は発色が良い
コノテガシワ・ローズダリス。日較差が大きい場所は発色が良い
残念! 不正解です
第5問

原種に近いチューリップは、植えっぱなしでもかまわない。

正解です!

原種に近いチューリップは、植えっぱなしでもかまわない。

コノテガシワ・ローズダリス。日較差が大きい場所は発色が良い
コノテガシワ・ローズダリス。日較差が大きい場所は発色が良い
残念! 不正解です

園芸知識コラム vol.17

テレビでは同じコマーシャル(以下CM)がこれでもかと流れる。しかし今のCMは忘れやすいが、昔見たものは記憶から消えない。歳のせいもあろうが、印象深いCMは頭に残り、今でもCMソングを歌うことができる。何かを普及宣伝する際、インパクトのある宣伝は記憶にとどまることが多い。その点、緑化業界はどうか。私には普及宣伝のインパクトが感じられない。植物は食料になり、酸素を供給し、環境を保全するために、なくてはならない存在である。官民挙げて、緑の大切さを訴えていく時代に来ている。

柴田忠裕

出題者:柴田忠裕

千葉県生まれ。新潟大学農学部、同大大学院農学研究科卒業後、現千葉県農林総合研究センター花植木研究室に勤務し、コニファーの栽培技術や屋上緑化素材であるマット植物、植木盆栽類の輸出技術の開発にあたる。平成26年3月に定年退職し、現在は(公社)千葉県園芸協会種苗センターセンター長、花卉懇談会会長を務める。

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