vol.23 開花

問答形式で学ぶ園芸知識問答形式で学ぶ園芸知識

問題 vol.23
開花

柴田忠裕先生から、園芸に関する問題を出題!
問題文が正しいと思えば「⭕」、間違っていると思えば「❌」で解答してください。

第1問

一般に樹木の花は、日当たりが良い南面の方が多く北面は少ない。

正解です!

111

人為的に寒さを与えて開花を早めたアイスチューリップ
人為的に寒さを与えて開花を早めたアイスチューリップ
残念! 不正解です
第2問

斜上する枝を紐等で引き下げ(下垂させ)ると、その影響で株全体の開花年齢が早まる。

残念! 不正解です
正解です!

222

亜熱帯原産のローゼルは、生育、開花、結実に低温は不要
亜熱帯原産のローゼルは、生育、開花、結実に低温は不要
第3問

一部の枝の皮を幅数cm分環状に剥ぎ取ると、株全体の開花年齢が早まる。

残念! 不正解です
正解です!

333

ローゼルの発芽に低温遭遇は不要
ローゼルの発芽に低温遭遇は不要
第4問

放射状に伸びる太い根を数本切ると、株全体の開花年齢が早まる。

正解です!

4444

高温で発生しやすくなる、浮皮症状
高温で発生しやすくなる、浮皮症状
残念! 不正解です
第5問

アミノ酸の葉面散布は、光合成を補完する。曇天が続く場合、その効果は顕著である。

正解です!

555

短日処理で苞葉の着色が促進するポインセチア
短日処理で苞葉の着色が促進するポインセチア
残念! 不正解です

園芸知識コラム vol.23

 近年ナチュラリスティックガーデンの人気が高まっている。ナチュラリスティックガーデンは、植物が持つ本来の姿、即ち自然の形を自然風に組み合わせた庭園で、四季の展開を動画のように体感できる動きのある景観が演出できる。新・宿根草主義(New Perennial Movement)とも呼ばれ、わが国でも緑化の中心的な存在になりつつある。以前のガーデンは、刈込、施肥、灌水等人による管理が不可欠な園芸植物を中心に造られたり、成型庭園であったり、植物のコレクション展示のような庭が多かったが、これからはナチュラリスティックガーデンのように自然を感じるガーデンの需要が高まると予想される。造園関係者も自分の目で情報収集し、これからの作庭の一要素として取り入れてみたらどうだろう。

柴田忠裕

出題者:柴田忠裕

千葉県生まれ。新潟大学農学部、同大大学院農学研究科卒業後、現千葉県農林総合研究センター花植木研究室に勤務し、コニファーの栽培技術や屋上緑化素材であるマット植物、植木盆栽類の輸出技術の開発にあたる。平成26年3月に定年退職し、現在は(公社)千葉県園芸協会種苗センターセンター長、花卉懇談会会長を務める。

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