GREEN INDUSTRY
concept

バイオフィリアについて

コロナ禍における健康意識の高まりにより、あらためて見直された植物との共生の在り方。以前から提唱されていた「バイオフィリックデザイン」が注目されています。バイオフィリックデザインとは、人間がもつ「自然と結びつきたい」という本能的な欲求のエッセンスを、建築物などの空間に取り入れるデザイン手法のことです。植物がもたらすストレス緩和の効果は、健康経営を目指す企業理念との親和性も良く、近年オフィスや商業施設、ショールームなどに緑化空間が多く採用されており、新たなシーン提案として注目されています。この好機に、業界の活性化と新たな需要創造を見いだす取り組みを展開させ、情報を発信してまいります。

ガーデンセラピーについて

時代・文明が発展し、私たちは自然と切り離された生活を送るようになりました。それにより、さまざまな生活習慣病やストレスを引き起こしています。古来、日本や世界では庭と共に生活をし、自然を五感で感じ、安らぎのある、温かみのある、心身ともに健康な生活を送っていました。

ガーデンセラピーは、今一度、庭と緑・自然の有効性を見つめなおし、庭からできる健康生活「住まい方療法」を広げていきます。庭に出て、自然を五感で感じ、心身ともに健康で笑顔のある暮らしを。次世代のために、未来のために。

グリーンインフラについて

グリーンインフラは、自然環境が有する機能を社会におけるさまざまな課題解決に活用しようとする考え方であり、海外では30年以上の歴史をもちます。日本では、正式にその言葉が登場して約8年。グリーンインフラの実装に向けた動きは目を見張るスピードで進んでいます。グリーンインフラは、大規模な都市再開発やランドスケープの取り組みから、民間・個人による地域風土に基づいた街並みや住環境づくりの取り組みまで、その事例は幅広く、多様な主体のコミュニティにより醸成されます。

近年では甚大化する自然災害に対応する防災・減災の観点においても、グリーンを活用した対策は急務であるといえます。グリーンインフラを実装することで得られる効果・効能は、未来社会に向けた持続可能な都市機能そのものであると言えます。

デジタル田園都市について

近年、DX化の流れにおける時代の変化に合わせ、さまざまな業界においてデジタルテクノロジーの導入が浸透してまいりました。

地方創生やSociety 5.0にうたわれる都市と地方の双方の融合が、デジタル活用によって広がりをみせています。地域コミュニティにおいて活用が期待される「スマートモビリティ」や、未来の農業の景色を一変させる「スマート農業」など、まさに未来に生きる私たちや子どもたちの住環境は、先端技術との融合によりWell-beingで心豊かな暮らしを持続可能なものとします。