読者の思い出

グリーン情報創刊５００号おめでとうございます。このようなメモリアルな頂に 到達されたことを、同時代にエクステリア業界に関わってきた私としましても、感慨 深いものがあります。

30年前と言えば、イングリッシュガーデンブームを背景に、洋風住宅が大手ハウスメーカーを中心に席巻していた頃であり、外構のトレンドもセミオープン仕様へと変化し、草花など植栽のアレンジに注目が集まっていました。当時、名古屋ではガーデン造景家や花木生産者、フラワーアレジメンターなど専門家たちがそれぞれの分野で活躍されていました。そんな仲間を繋いでくれたのがグリーン情報の山川氏の主催で、緑をもっと元気にする「元気会」を結成され、皆さんと夜遅くまで語り合ったことが思い出されます。それがきっかけとなり、この地域のガーデンやエクステリアには緑が多くデザインされるようになり、素敵なシーンがいくつも生まれたのだと思います。

最近、話題になっているＳＤＧｓなどの社会的な問題を考えますと、これから一層、緑の需要は高まり、生活の中で緑をどう活かしていくかが業界にとっても課題になってくることは間違いありません。ぜひ、これからも新鮮で旬な情報を発信し続けてください。