読者の思い出


グリーン情報 創刊500号記念

大林修一氏

大林修一

㈱プラネット 代表取締役

グリーン情報500号おめでとうございます。

創刊された昭和50年代は高度成長に乗り観葉植物の需要が高まっていました。発 刊2年半後に添付のような一面記事を掲載して頂きました。今年97歳で他界した父 親(大十園)は昭和20年代後半から各種観葉植物の枝替わりした植物を選抜して挿し木、株分けなどをして増やし出荷していました。私は後継者として入った頃スパティフィラムを選抜し増やしていましたが、それを学生時代学んだ植物組織培養技術で各種植物の急速増殖を農場で行っていました。そしてスパティフィラムの組織培養苗 を亜熱帯地沖縄に送り半成品苗を再度愛知、三重、千葉の生産者に送り完成品化させるという「適地適作分業リレー栽培」の生産者グループを作り大量生産体制を構築していました。そこで「母の日」の贈り物にスパティフィラムを普及させようと全国の市場にポスターを無料配布し、テレビコマーシャルを流して普及さる取り組みをしていました。そのタイミングで園芸情報新聞“グリーン情報”で一面に取り挙げて頂きました。インターネットの無い時代でしたから業界にアピールするには唯一の広める手段でした。私が社会人になった頃に発刊した“グリーン情報”で現在まで業界に新しい取り組みを発信してきた私にとって、この間500号の中で何度も掲載して頂きました。今後も新たな発信をグリーン情報さんを通じて行っていければと思っております。